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ページが公開して1か月あまり。目標としていた50店舗にも手が届く段階にきている。通常営業を再開しているお店も多いがまだまだテイクアウトの需要も高い。
大変なことばかりに見えるこのコロナ渦での動き。しかし、TOGOかのやを通して感じたこともあったと上谷田さんは話す。
「今まで見えてなかった商売方法が見えてきましたね。お昼の営業といえば、ランチをお店で食べることだったけれど、お店を開けながら、お弁当などお店でご飯を食べないお客さんにどうアプローチしていくか、すごく勉強になりました」
そして、一消費者としても感じることがあったそうだ。
「今までは、お家でパーティーをするといえば、BBQ?という考えだったところに、新しい選択肢が出来たと思う。なじみのお店にオードブルを頼んだり、いろんなお店から取り寄せることが出来る。そういうことに鹿屋の人たちにも気づいてもらえたのではないか」
「今後は鹿屋のグルメサイトに変わっていくといいなと思っています」上谷田さんの言葉に熱が入る。
鹿屋の未来を想い言葉にも力が入る
「今まで、テイクアウトをしてくれるお店がどこなのか、配達をしてくれるお店がどこなのかが知られていなかった。これをきっかけにまずは鹿屋の人たちに知ってもらって、その上で市外からのお客様や友達に『鹿屋でどのお店に行ったらいい?』と聞かれた時に『美味しいお店、いっぱいあるよ!』と見せられるような、そんなサイトにしたいなと思っています。」
新型コロナウイルス終息後も、TOGOかのやへの加盟店は募り続ける予定だと話す。
市議会議員の立場からも、横のつながりが必要だと話す近藤さん
「将来的には、メニュー表なども加盟している各店舗が操作できるような形を取りたいなと思っています。」
その仕組みづくりの中にはこれまでの鹿屋を支えてくれた老舗店舗への想いもあった。
「どうしても昔からのお店だと『ネットの使い方がわからない』とか『もう年だから』と諦めてしまうところも多い。でもそうではなくて、昔からのお店だからこそ知ってもらいたいし、メニュー入力のお手伝いだったりは、今回TOGOかのやを手伝ってくれている”あい・愛ネット”にお願いするとか、いろんなやり方があると思うんです。これをきっかけに協力できる仕組みを作っていきたい」
上谷田さん・近藤さん、自身が飲食店を経営しているからこそ、感じるのは団結力の部分だという。
視線の先には大きな目標が
「新型コロナウイルスだけではく、何かあった際に、飲食店を取りまとめる団体っていうのが今までなかったなと思って。鹿屋は食が魅力で美味しい。それを知ってもらえるような、何かあった時に話し合って乗り越えることができる団体になれたら良いなと思っています。」(近藤さん)
「各店舗が各々ではもちろんですけど、それだけではなくて飲食店同士が組んで行動が出来れば、もっと盛り上がるだろうなと。将来的には、鹿屋のグルメ通りみたいなものが出来たらなと思っています。」(上谷田さん)
鹿屋の飲食店へ多くの影響を及ぼした新型コロナウイルス。しかし、それによってそれぞれの飲食店が考えを巡らせ、街に想いを馳せたのも事実だ。
【TOGO(トーゴー)かのや】その名前に込められた想い。それぞれの飲食店が統合し、鹿屋への想いを投合する。トーゴーした飲食店は、きっと今まで以上に街に力を与えてくれるだろう。
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TOGOかのや〜地元鹿屋の飲食店の有志と鹿屋市がタッグを組んで出来たテイクアウトまとめサイト〜
インタビュー:宮内ありさ 撮影:古江貴(foo pictures) 取材:2020年5月