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TOGOかのやには5月31日時点で46店舗が掲載されている。和・洋・中、そして肉屋や居酒屋など多種多様だ。どんな想いでこの企画に参加したのか。今後について、掲載店舗の声を聞いた。
宿泊だけでなく、会合や宴会など地元の方も多く利用する。4月以降、売り上げは80%ダウン。臨時休業も行う中で、TOGOかのやには和・洋・中3店舗のお店を掲載。老舗ホテルが感じたこととは。
外光が差し込むホテルロビーで話を聞いた
-元々、5年前から宅配事業部として葬儀場など冠婚葬祭や、こどもの日や運動会などのイベントごとへのお弁当の配達をしていました。今回、ホテルとしての営業が出来なくなり、このまま何もしなければ自分達の仕事だけでなく、水産業や食品会社など、取引先の仕事も止まってしまう。何かして経済を回さなければと思って、テイクアウトにより力を入れることにしました。
-今まで宅配事業部があったにもかかわらず、あまり地元の方には知られていなかった現状がありました。今回、TOGOかのやを見たといって、初めて注文してくださる方が増えました。若い方達の注文が特に増えたと思います。
-実際、ホテルというとなかなか行きづらいイメージを持たれがちだった。実際、お店で食べる機会は減ったけれど、テイクアウトをきっかけに味を知ってもらって「美味しかったから、今度お店に食べに行ってみよう」と思ってもらいたいなと思って。
ホテルの立場で考える飲食店の在り方を語る森さん
-鹿屋を観光する際の何かきっかけになればいいなと思います。ホテルといっても、泊食分離で1泊2食付きプランから1泊1食や素泊まりといった需要も増えてきて、外でお食事を楽しむ方が増えています。そんな時に、このサイトを通してお客様にお店をご提案したり、それによってお客様の満足感が次の観光や行動へと繋がっていげばなと思います。
鹿屋市内外で12店舗を経営する久保さん。志村けんさんの死から一気に自粛ムードが高まったと当時を振り返る。売上は最大65%減したそうだ。今回初めてテイクアウトを試みた。TOGOかのやには鹿屋市内の3店舗を掲載。
本町にある”はるんち”で話を聞く
-これまでは取り組んでこなかった分野なんですけど、25名以上の社員がいるし、それぞれに家族がいる。何かやらないとダメだと、本気で思いました。お店で飲食してもらうことが出来ないのなら、お店の味をお家で感じてもらえるようにしようと。
-店内で作って渡す商品と、お家で調理をしてお店の味を楽しむ、という2種類のスタイルを作りました。店内で作る商品に関しては、メニュー表を付けたコース料理だったり、容器もそのまま食卓に出してもおしゃれなものを選ぶなどこだわりました。
-当初掲載の話を頂いた時は、ぜひ!と思いました。掲載してみて、今までお店に来たことがないお客様の注文も入りましたし、何よりこの動きによって、お客様もそうですしいろんな団体の会員だったり、人の輪を知ることが出来ました。鹿屋の(自社)3店舗の助け合うことも学べたなと思います。
コロナで得たものも沢山あったと笑みをこぼす久保さん
-外食産業は、ご飯を食べに行くことだけではないなとコロナで改めて感じました。自分自身、県外でもお店を経営しているのでそのつながりだったり、鹿屋の飲食店のつながり・生産者としてのつながりを大事にしながら、安心安全はもちろんのこと、鹿屋から全国世界へ食の発信をしていけるような、そんな会社・企業でありたいなと思います。
鹿屋市内を一望できるロケーションと、懐石料理が人気の料亭義経。接待や婚礼などから宴会まで幅広く対応しているが、歓送迎会シーズンでもあったこの時期、キャンセルの延べ人数は800名以上と大打撃を受けたという。
料亭の窓からは鹿屋市内を一望できる
4月からはお店の予約が全くなくなったので、2号店の割烹きの屋は休業してスタッフ全員でテイクアウトに力を入れました。料亭義経の味を気軽に楽しんでもらおうと、メニューも幅広く15種類ご用意しました。これを機に作った公式ラインは500名以上の方が登録してくれて、少しずつテイクアウトが浸透していったかなと思います。お弁当1個から配達したり、駐車場でドライブスルー方式にしたりいろいろ試しながらやっていきました。
-新しい顧客が増えましたね。今まで、当店を利用したことがないお客様でも「TOGOかのやを見た」とお電話してくださる方が増えました。実際に「今まで敷居が高いと思っていたけど、気軽に頼めるようになって嬉しい」という声も頂けて嬉しかったです。お客様の数でいうと5倍くらいにはなったと思います。
-飲食店を守ろう、助けようという声が本当にありがたいなと思いました。実際に、今まで出会ってなかった方とも出会う機会になって、助けてもらっているなというのを日々感じます。TOGOかのやを通してそんな街の動きを知れたことが、力になっています
鹿屋の未来について話す高山さん
-外に出ることが難しいというムードになってしまって一番悲しかったのは、お客様と会えなくなったこと。人と人が会うことがダメというのはすごく心苦しかった。でも、その中で新しい出会いがあって、きっとこれからまた成長していけるだろうなと思います。そしてお店側は試行錯誤しながら対策も万全にしているので、少しづつでも街に活気が戻っていくといいなと思います。
お店の声を取材して感じたのは、変化。刻々と変わりゆく情勢の中で、何ができるのかを見極め、行動されている強い想いを感じた。変わることを恐れず、先を見据えている姿は、鹿屋の明るい未来を照らす存在だ。
スピード感を持って立ち上げ、そして多くの店舗を掲載しているTOGOかのや。コロナを乗り越えた先に目指すものとは
次回は、TOGOかのやのこれからについてお話を伺います。
TOGOかのや③〜TOGOかのやのサイトの未来像〜