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ニュースを見ると、いよいよGo Toキャンペーンが始まり、全国各地で賑わいを見せている。
このコロナ禍で、大打撃を被った業態の一つが「観光業」である。
我がまち鹿屋市の観光業「桜観光」さんにコロナ発生後の影響と、今賑わいを見せているGo Toによっての変化などについて取材を行った。
店内はコロナ対策を万全に行っており、安心安全な接客を心がけていた。
Q.コロナウイルス(COVID-19)発生後の事業への影響はどうだったでしょうか?
A.1月の下旬頃、毎年上海から来て頂ける富裕層のお客様からのキャンセルが始まりでした。その頃から報道でもコロナウイルス情報が頻繁に流れるようになり、感度の高い方々のキャンセルも出始めました。
2月に入り、中国は春節を迎え感染が世界中に拡大、2月の売上げは対前年比50%ダウン、2月後半に安部総理の全小中高への臨時休校要請があり、先の予約もほぼ全てキャンセルになりました。
Q.緊急事態宣言後はどうだったでしょうか?
A.緊急事態宣言が発令されましたが私共からしたら、今頃かという感じでした。その頃には全ての予約がキャンセルされておりました。
Q.事業打撃に対する対応策は何か行いましたか?
A.まずは旅行業での収入は見込めない為、当面をしのぐ支援策を必死に探りました。また知人の農業生産法人アネットさんのところで、従業員が交代制で農業のアルバイトをさせていただいたり、JTBの販売部で取り扱っている空気清浄機の営業販売も行ったりして対応しました。
Q.国・地方自治体からの支援策は何か活用しましたか?
A.ありとあらゆる支援策を調べて、日本政策金融公庫からの融資、雇用調整助成金等の支援を受けさせていただき、大変助けていただきました。
Q.GoToトラベルキャンペーンが始まりましたが
A.今のところ動きは良くありません。田舎程人の目を気にするので、皆さん様子を伺っているように思います。今後に期待を持ちたいと思っております。
Q.今後の対策は何か考えていますか?
A.国、行政からの支援は十分受けさせていただいたので、これ以上甘えるわけにはいきません。これからも元の生活様式に戻ることはないのではないかと考えておりますので、別事業の展開等も考慮しながら前に進んで行きたいと思います。
と、赤裸々に現状を話してくれました。
店内はお客様ファーストを第一に考えて、いつでも安心安全に案内できるよう、コロナ対策はもちろんの事、奥に見えるオフィス内も隅々までキレイに整理整頓されており、桜観光さんの丁寧な仕事ぶりが垣間見える印象を受けました。
そして、楽しい旅行の思い出を感じさせる写真の数々に、コロナ疲れを癒してくれる旅の色んな場所をイメージできました。
コロナが与えた影響は計り知れないものがあります。
ニュースでは人数規制解除や、観光の賑わいを見せてきているように見えますが、我々の住む地域で、未だにこのコロナと戦っている会社がある事を知ってほしいと切に思います。
そして、未だに終わりが見えないこのコロナ禍の中で自分達の事だけでなく、我々に癒しと楽しみというサービスを提供してくださっているこの業態も安全な範囲で助け合ってほしいとも思いました。